ローゼン百合小説
□2人の目覚め
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「雛苺、起きなさい。もう朝なのだわ」
鞄の外から真紅の声が聞こえる
もう、煩いわよぉ…
そう心で呟きながら鞄を開ける
「水銀燈!?また貴女、雛苺と寝ていたの」
「そうよぉ、悪い?」
「まあいつもの事だから、注意するのもめんどくさいのだわ」
「うゆ…水銀燈…」
2人のやり取りに雛苺が目を覚ましたようだ
眠そうな目をこすりながら水銀燈に寄り添う
「朝食の準備が出来ているのだわ」
「あらそう…今行くわぁ」
真紅は1階におりていく
「水銀燈…」
「なぁに?」
「おはようの…チュウは?」
「あらぁ、そんなに欲しいの?」
「欲しいのー♪」
ちゅ
雛苺のほっぺたにキスをする
「うゅ…水銀燈大好きなの」
「私もよぉ」
そう言い2人は1階におりていく