ローゼン百合小説
□黒と赤の秘密
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カチカチカチカチ
現在時刻午前0時
「もうそろそろねぇ」
その瞬間
『水銀燈?来たのだわ』
ほら、きた
最愛の恋人、真紅…
ミーディアムの眠った後に来たのだろう
そしてそれが日課になりつつある
まあ…真紅と会えるから別にいいけどぉ
「今日はなんだか元気ないのねぇ?」
いつもより元気がないように見えた
すると真紅が顔を真っ赤にしながら呟く
『それは…いつも貴女がミーディアムの話ばっかりするからなのだわ!私という恋人がいるのに…』
─ヤキモチ─
水銀燈はそんな真紅が愛おしくてたまらない
いつも強気だけど
時々そんな事を呟く…
「私が貴女以外を好きになると思ってるのぉ?おばかさぁん」
そう、本当におばかさん…
そう言い最愛の恋人に口づける
優しく甘く…私の想いが届くように
END
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