妄想綴り
□雲雀誕生日
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5月7日。
何かを忘れていた気がしたまま始まったGWが終わり、学校が始まる今日、俺沢田綱吉は悩んでいた…。
俺は今、珍しく一人で起きて学校に向かっているところだ。
いつもなら、なかなか起きれないのに今日はなぜがいやな予感がして起きた。
その理由が今になってわかった。
俺の恋人である雲雀さんの誕生日をすっかり忘れてたのである。
だって、GW中だったから…。
だけどきっと雲雀さんは、怒ってるよね。
咬み殺されたらどうしよう…。
いや、むしろ絶対咬み殺されるよ。
っていうか本当にどうしようかな。
今から、間に合わないだろうし。
って、考えてるうちに校門が見えてきっちゃったよ。
今日はたしか休み明けの服装検査だから雲雀さん居るだろうし…。
こんな時にかぎって、獄寺くんも山本も居ないしな…。
あぁ…、校門が目の前に…。
雲雀さんと、目が合ったよ。
というかこっちに来た!
どうしよう・・・。
「おはよう、綱吉」
わぁ!ビックリしたな。
ど、どうしよう。
「お、おはようございます。雲雀さん。」
「綱吉、ちょっと用があるから放課後、応接室までおいで。」
「あっ、はい。わかりました。」
「待ってるからね。」
「は、はい。」
ふぅー・・・。一先ずなんとかなったけど、呼ばれちゃったよ。
無事に帰れるかな・・・。