妄想綴り

□貴方の涙を拭う権利を下さい
1ページ/1ページ

俺は今日初めて骸の涙を見た。



ただ一緒に話してただけだったけど、
突然骸の頬に一筋の涙が伝った。



驚いて

「俺何か悪い事言った?」

ときいても

「いいえ、ボンゴレが悪い訳ではないんです。」

と骸は困惑した表情で答えた。

きっと骸もなんで自分が泣いているのか解らなっかたんだと思う。

もちろん俺にも骸の涙の理由は解らなかった。



けど、骸がとても弱いもの、そう例えば幼い子供のように見えて、
抱きしみて涙を拭ってあげたいと思った。



だけど骸にとって俺はただの許せない奴で、

当然涙を拭う権利なんてない訳で・・・

俺はそれがひどく悲しくて、苦しくて、悔しかった。



今日は骸の涙を初めて見た日、そして・・・骸への恋心に初めて気づいた日。


=============
跡餓鬼
初小説です。
なんか起承転結とかまるで無視ですね。
ここまで読んで下さりありがとうございました。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ