お題

□ずっと傍にいたいのに
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「っ!……ナルトっ!!」

「千夜……」

「やだっ!やだよ!!」

「千夜、だめなんだ……」


涙を流す千夜を優しい声であやすナルト。


「私、ナルトと一緒にいたい!」

「俺だってお前と一緒にいてぇよ!……でも、だめなんだ…………!!」

「…っ、…ふっ…ぅ…」

「千夜……」


本格的に泣き出した千夜をナルトは優しく抱き締める。



千夜が泣いている理由は、ナルトと一緒に住むことも付き合うことも出来ないということからだった。


「千夜、分かってくれ。俺と一緒にいることでお前を傷つけたくないんだ」

「っ、里の人達の前ではなるべく話さないようにするから!
 一緒にいるのはナルトの家だけにするから!!っ、だから……」

「確かに里の奴らのこともあるけど、それだけじゃない……」

「っ、…ひっく……ぅっ…じゃあ、なんでっ!」


ナルトの服をギュッと掴み、胸に頭を預ける。



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