お題

□届かぬ想い
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「でね、その時サクラと会って甘栗に行ったんだよ」

「そうか」

「それで期間限定デザート食べたの!」

「よかったな。旨かったか?」

「うん!すっごい美味しかった!!」

「よかったな」


とても楽しそうに今日あったことを話す千夜。

それをナルトは微笑みを浮かべて聞いている。


千夜とナルトは同じ班で一緒に住んでいる。



千夜はナルトが暗部ということを知ってもそれまでと変わらず接してくれた。

表でも仲が良かったが、本当のことを知ってからというものの、互いに気が合いそれまで以上に仲が良くなり、千夜は頻繁にナルトの家に来るようになった。

ナルトの健康を気にしていた千夜は、来る度に食事を作り、一緒に食べた。

それが日常になったので、どうせなら一緒に住もうということになったのである。



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