お題
□汗ダラダラ
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雲一つない快晴。
焼けてしまうんじゃないかと思うくらいの日差し。
まさしく真夏日である。
外と家の中では気温もそうたいして変わらない。
「暑いーーー!!」
「うるせぇ、よけい暑くなるだろ」
「ナルト全然暑そうじゃないんだけど!?」
千夜の隣でナルトは涼しい顔して禁術書を読んでいる。
何もしていなくても汗が出てくるというのに、汗も全くかいていない。
これを見て暑そうに見えるだろうか?
見える人がいたら是非とも教えてもらいたいね!
「…………アイスでも買いに行こ」
よっこらせ、と立ち上がる。
「俺のもよろしく」
「パシリ!?自分で買ってきてよ!」
「買ってこなかったらチョコケーキなしな」
「チョコケーキ!?」(←大好き)
嬉しそうにナルトの方を振り返る。
「なんであるの!?」
「一楽のおっちゃんがくれた」
「一楽のおじちゃんありがとう!じゃ、ナルトの分も買ってくる!」
そう言い、財布を持って千夜は出ていった。
「ったく、単純な奴」
そんな千夜にナルトはふっと笑みを零した。