チェリー☆小説
□☆なみか☆
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「なみか?」
「ん?」
「何か悩み事があったら,私に言ってね?相談に乗るから!」
あやねを嫌いになれない理由はこれ。遠慮なくつっこんでくれるから。
ひやっとする時もあるけどなんか嬉しいんだ♪
「じゃあ帰ろっか」
「うん!」
帰り道、なみかは、あやねの車を汚すまい、と、ちょこんと座りながら質問した。
「ねぇ、あやねってさあ・・・」
「ん?なぁに?」
「好きな人とかいないの??」
あやねは戸惑ったような顔をした。
「え・・・別にいないよ・・・」
「本当?」
「・・うん。もちろん!」
そういう話は苦手なところがあやねらしい。
「だよね〜。でも、1年の頃からいないって言ってるよね?さすがにできたんじゃない??」
なみかは興味津々の顔で再度質問した。
「できたらとっくになみかに話してるよぉ」
「・・・そう言われればそうかも・・・」
あやねはいつだってあたしに相談してくれた。
だから今回もそうだよね。