ストロベリーの小説ROOM
□青春真っ只中?!
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【初登校】
今日は、ついに入学式。なんだけど・・、私は、寝過ごして寝坊してしまった。
「お母ーさん、どうして起こしてくれなかったのよぉ!」
「えー??何回も起こしたわよ。なのに、鈴蘭ったら、起きないんですもの。」
(そう、鈴蘭は寝起きが悪く、何回起こしても起きないのである・・・。)
私は、急いで着替えて、ブラウンのちょい前髪が長めのかつらをかぶった。するとお母さんは、
「あっ、あと、このメガネもしていきなさい。」
「はーい。」
もちろん伊達メガネだけどね。でも何でメガネをするのかまったく分からない。
作者(あー、皆さんには、まだ説明をしていませんでしたね。なぜなら、こう見えて、鈴蘭は、少し茶色で腰まであるストレートヘアー&背が高めでやせている。まさに『きれい』という言葉が似合うのに、本人は無自覚である。おかげで、お母さんは毎日鈴蘭のことが心配だった。)
「それじゃあ、行ってきまーす。」
「いってらっしゃい♪♪」
私は、急いで緑森学園に向かった。なんとか、間に合ってクラス表を見に行った。私は、A組みだった。すると急に、後ろから押された。そいつは、
「邪魔なんだけど。見たなら早くどいてくんない??」
〈初対面なのに、ムカツク〜。〉
「はぁ??初対面に向かって、その口のききかたはないんじゃない??」
「別に。そんなのどうでもいいし。それより、はやくどいてくんない?」
私は、そのまま何も言えずくるりと後ろを向いて教室に向かった。
〈さっきの奴むかつく〜。あんまり顔を見なかったけれど、かっこよかったなー。って、ちがうちがう!!絶対、に許すもんか〜。)
私は、急いで教室に向かった。中に入ると、ほとんど席についていた。私の席は、、、窓際の一番後ろだった。
〈ラッキー!!一番後ろだ!!けど、なぜか私の周りの席だけ空いてる・・・。なんでだ??〉
わけがわからぬまま、とりあえず自分の席に着いた。すると、ちょうど先生が入ってきた。
「おはよう。これからお前らの担任の斉藤 亨だ。それじゃ、HR終わり。あっ!後、入学式はないから。以上!適当に自習でもしてろ。」
この時のみんなの気持ち「「「「自分勝手な先生だ・・・。」」」」
すると・・・・・ガラッ・・・・
急に3人の奴らが入ってきた。
「はよ〜♪♪」
「おはようございます。」
「・・・・・・。」
「おい、お前ら遅刻だぞー。まぁ、別にいいけど。それじゃ。」
と言って、出て行った。それにしても、個性的な奴らだなー。すると、そいつ等は、こっちに向かってきた、よく見ると、朝会った奴もいた・・・。
いきなりそいつは、隣に座ってきた。前には、元気な子で、斜め前には、冷静な人が・・・。
〈私、これからどうなるの〜?〉
「ねぇねぇ、君何て言う名前♪」
急に元気な子が話しかけてきた。
「えっ?わた、、じゃなくて、俺は宮本 蘭。」
ここは、男子校だからって
お母さんがこの名前で手続きをしたのである。
「へぇー。僕、佐上 悠斗♪蘭ちゃんよろしくね♪」
「あ、よろしく?」
「こら、悠斗、相手が困ってるだろ。すみません。こいつが迷惑をかけて・・。」
「いえ、そんなことないです。」
「あ、俺は山崎 葵です。」
「あっ、俺は、、「宮本 蘭君ですよね?聞こえてましたから。それで、さっきっから、無口なのは矢吹 雅人です。おいっ!挨拶ぐらいしたらどうだ??」
「別にいいんだよ。そんなのろまなんて。」
「はぁ??のろまってなんだよ??」
「すみません。こいつ口が悪くて。」
「そうそう♪いつもだから♪ゴメンね。蘭ちゃん♪」
「あのー、蘭ちゃんって呼ぶのやめてくれませんか??」
「えー。いいじゃん♪そんなに僕のこと嫌いなの??」
「いや、そ、そんなことはないけど・・・。」
「じゃあ、いいよね♪♪」
〈勝手に決められたし・・・。〉
なんだかんだあって、結局チャイムが鳴ってこの日の入学式?は終わった。早速、帰ろうとしたら、
「あれ??蘭ちゃんどこ行くの??これから、寮わけ見に行かないの??」
「はあああああああああ???」
そんなの聞いてないぞ〜。その時『ピン、ポン、パン、ポーン、、、1年A組みの宮本 蘭は、急いで理事長室に来なさい。〜♪〜♪』
「呼んでるみたいですよ??何かされたんですか??」
「いや、別に。」
「まぁ、早く行って来なよ♪」
「う、うん・・・。」
私、何かしたのかな??