銀河の果てで

□銀河の果てで第五話
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第五話 高木の過去

昭夫たちは、本部に戻る為に車?に乗った。

しかし、昭夫はキムの事ばかり考えている。

それもそうだ。

高木の命の恩人、それで気にならない方がおかしい。

「高木さん。キムさんからどんな恩を受けたんですか?」

昭夫は思い切って聞く事にした。

「昭夫君気になっていたのか。まぁ、話してもいいか。昭夫君、僕がどうしてCKGを追っていると思う。」

「え?それは、悪が許せないからじゃないですか?」

「それも一つある。けれど本当はね。」

キキーー

いきなり横から子供が出てきた。

「ふぅ、危なかった。でね、本当はCKGに僕の両親が殺されたんだ。」

「!!!??本当ですか?」

「うん、僕の家は普通の家だったんだよ。でも、僕の家がCKGに焼かれたんだ。その時僕の両親は焼かれてしまったんだ。でも僕だけはその時火星連邦捜査局の長官だったキムさんに助けられたんだよ。」

「そうだったんですか。」

「あぁ、そうなんだ。お、もう着いたようだな。」

昭夫は、いきなり高木のショッキングな過去を聞かされて自分が分からなくなっている。

「昭夫君、昭夫君、昭夫君!」

「え、何ですか高木さん。」

「僕の話を聞いて同情してないよね。」

「え?」

「やっぱりそうか、君がこんな事で気持ちがぶれてちゃ困るんだよ。やっぱりこんな話は聞かせない方がよかったか。」

「すいません。」

「分かればいいよ。君が僕たちの運命を握っているんだから。」

昭夫は、きちんと自分を取り戻していた。

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