銀河の果てで

□銀河の果てで  第二話
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第二話  火星

プシュ シューー

「火星に到着しました。」

アナウンスがながれた。

「さあ、昭夫君。降りようか。」
 
「はい。」

京助と昭夫は火星に降り立った。

そこには、これが火星?と思うような光景が広がっていた。

その光景は、誰がどう見てもどっかの国の入国審査みたいであった。

「高木さん、これは?」

「ああ、話してなかったね。今は、いろんな星に自由に行き来できるから、入星審査というのだあるんだよ。」

「そうなんですか。」

〜それより、高木さんって話し忘れてること多いな。意外とドジ?〜

「昭夫君。僕たちの順番だよ。」

見るとそこには、体格のいい人が立っていて、

「パスポートを見せてください。」といった。
 
〜やばい。僕パスポートなんて持ってない。〜

「はい。これですね。」

京助はパスポートを取出した。

見るとそこには、二人分のパスポートがあって、片方には昭夫の名前と写真がはいっていた。 

「オッケー。オッケー。えーと、山岡昭夫と高木京助。オッケーオッケー入って良し。」

「ありがとうございます。」

京助はパスポートを受け取った。

昭夫と京助は入星審査の場所を後にした。

「高木さん、あのパスポートは一体?」

「ああ、あのパスポートは仲間が作ってくれたものだよ。」

「でもそれって、犯罪なんじゃないんですか?」

「その通りだよ。でも、犯罪でもしないいと乗り越えられないときもある。CKGを撲滅させれば、その程度ならなんとかなるしね。おや、話している間に捜査本部に着いたようだな。」

コンコン コンコン

京助はドアをノックした。そうすると、とても低い声で

「どなたですか?」といってきた。

京助が、

「僕だよ京助だよ。」

「京助か。帰ってきたんだな。」

「とりあえず、ドアを開けてくれ。」

「わかった。」

ドアを開けて出てきた人は、いたって普通の顔をした人だった。

〜この人のどこがそんなに変わっているんだろう。〜

「京助、無事だったか。ペチャクチャペチャクチャ・・・・・・・・・・」

そう、この人はしゃべりまくるのだ。

昭夫は中に入って行った。

すると、パソコンの前で何かをやっている人がいた。

「なにをやっているんですか?」

昭夫は問いかけた。

しかし、その人の返事は

「・・・・・・・」

「あの、邪魔してますか。」

「・・・・・・・」

すると京助が現れて

「気にすることは無い。こいつ、めちゃくちゃ無口なんだ。」

「あ、そうなんですか。」

「でも、昭夫君のパスポートを作ったのはこいつだよ。」

「そうだったんですか。」

「そうだよな、文樹。」

文樹という人はこっくりと、首を縦に振った。

〜どうやら、この無口な人は文樹と、いうらしい〜

「昭夫君、このおしゃべりな野郎が、陣、斉藤陣だ。」

「昭夫君だよね。はじめまして。」

陣は言った。

「いや、はじめまして、じゃないはずだ。」

「そんなことないだろ、だって昭夫君に陣を見せたのはこれが初めてだから。」

「僕の勘違いですかね。」

「きっとそうだ。昭夫。」

いや、昭夫の勘違いではない。

なぜなら、火星開発チームの開発成功の褒美として家族を誰か送れるのである。

両親は、死んでしまったが、遺言通りに母親の兄家族が送られたのである。

そして、陣は母親の兄家族の7代目、ということだ。

そして、昭夫の運命をにぎることになる人だ。

これは、まだ先の話ですが。

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