人間失格〜81番の記録〜
□人間失格〜81番の記録〜
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殺したい。殺したい殺したい殺したい・・・
人を殺しても罪にならないのなら・・・あの人を・・・
人間失格〜81番の記録〜
神様。あの人を殺してください・・・。
何度も、何度もそんなことを考えた。
「支配」
そんな単語が、私の頭の中をゆっくりゆっくり埋め尽くす。
あの人は、どうして私の心を乱すんだ。
辛い。
毎日が、こんなにも。
でも、他の人じゃ駄目なの・・・。
好き、大好き。
だから、私のものに・・・
神様が居るのなら、お願い事聞いてくれるのなら
私の大好きなあの人を、殺してくれたらいいのに・・・。
ほかの人と言葉を交わしてほしくない。
ほかの人に触れてほしくない。
私以外の人間を・・・その瞳に映さないで・・・。
目線の先に居るのが、何時か私で無くなってしまったら・・・
そんなことになるくらいなら・・・
神様あの人を、殺してください。
私は81番まお。
京橋のとあるセクキャバのbQ・・・だった。
そんなのはちょっと前の話。
軽い気持ちで入店したお店だった。
私は今、そのことを後悔しています。
このお店に入ったことが
私の生活をこんなに変えてしまうなんて
思ってなかったから・・・。