§§§
くだらないネタとか、浮かんだ言葉とか。
*
◆あやかとみゆき
「雨だねー嫌だねー湿気だねー」
「寝癖みたいにボンバイエになっちゃうもんね、あやか。」
「かなりね!あー本当嬉しくない!いただけない!」
「いくら文句を言ったところで自然の摂理ですからねぇ??」
「永遠に雨なんか降らなきゃいいのに!いいなーみゆきは天然ストレートでー」
「でもあやかのその見事な縦ロールもどき、あたし好きだよー。」
「よく言われるけどねぇ……、本人にはちっともメリットが見当たらないよ……」
「欲張りはいけないってことだね。『足るを知る』、だっけか??」
「漢文だったっけねーそれ!うーっすら覚えてるよ!うーっすら!!」
「…楽勝だったけどね、テスト。割と。」
「とりあえず写したノート丸暗記してただけだった」
「確かに。授業とかほとんど聞いてなかったなー。悪かったな某教師よ。」
「よく授業続ける気があったもんだ!聞いてる人5人もいなかったんじゃなかったっけ?」
「…、…結構な数だよ。四捨五入すれば2桁だし。」
「四捨五入しなきゃ2桁になれないとも言うよね」
「ねぇー、………だよねぇー。」
「会話に違和感みゆきの負けー!」「くっそぅ!!」
「え?なにしてたの?」
「「しりとり。」」
―――――
意外と続く。
2008/12/14(Sun) 09:45
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◆あやかと骸
掠めるように触れた指先は、
「うわっ!」
「あやか?」
「ちょ、なにこの手!めっちゃ冷たいやん!」
徐々に冬へと向かうこの季節。コートやマフラーの防寒小物を使うまではいかないが、風や空気は骨に染みるように冷たい。あやかも例に漏れず、厚めのセーターを着ている。
隣を歩く黒曜中の制服を着ている青みがかった髪をした男は制服と迷彩柄のインナーだけで平然としている。
詰め襟からわずかに覗く白い首筋は紙のような色をしているのに。
「むくろ、寒くないの!?」
「…別に」
あやかの剣幕にのけ反るように上体を反らせたままあっさりと答える。
軽く掠めただけなのに、男の指先は氷のように温度がなかった。あやかの腕に鳥肌を浮かせたその手を取ってくるんだ。
あやかの小さな両手には余る男の大きな手。
五本の指はどれも繊細に長く、短く切り揃えられた爪先はうっすら紫色をしていた。
「あったかい手をしていますね」
「…………」
あやかの手を暖かいと分かるのに。
温度を感じていないのだろうか、この男は。
「むくろ、」
「なんでしょう、あやか」
「あやか、むくろが冷たいのは嫌だよ」
風は吹いていない。
けれど冬は近付いている。空気は澄んで空は高くなり、やがて吐き出す息は白く染まるのだろう。
雪が降り出す時期になっても目の前の男は自分を温めることをしないのかも、しれない。
そっと触れる男の滑らかな頬は指先と同じように冷たかった。
「ねぇ、寒くなるんだよ?ちゃんと暖かいカッコ、してね」
「………」
冷たい骸の手が頬に添えられたあやかの暖かい手に重なる。
じわりじわりと温度を吸い取られていくような気がした。
「君は、暖かいですね。」
溶けてしまいそうだ。
薄く薄く、透明に笑う骸の頬がわずかに赤味を帯びたように見えた。
――――――――
感じて。しっかりと、此処にいて。
2008/12/13(Sat) 22:02
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◆みゆきと獄寺
「ごっくでっらくーん」
「……何だよ。」
「今日暑いねー」
「あ?適温だろ。」
「暑いねー」
「…………そうだな。」
「喉かわかない??」
「いや別に」
「かわかない??」
「…………そうだな。」
「じゃあ下の自販機行って飲み物買ってくればいいと思うよ??」
「それはお前が飲みたいだけだろうが。自分で買ってきやがれ。」
「そんなことは言ってないよー??ただ、買ってくればいいんじゃない?って言っただけだよー??」
「そうかよ。まあ俺は別に暑くねえし喉渇いてねえから買ってこないけどな。」
「………ごっくでっらくーん」
「……なんだよ。」
バッ ブッッ! バッ
「ってめ!!!////」
「きゃー獄寺君セクハラー♪紅茶買ってきてー♪」
「っのやろ!行けばいいんだろうが行けば!!!////」
「行ってらっしゃーい♪」
「……女としてどうかと思うぞ、藤堂。」
「やぁ霧島君!大丈夫だよ、今日見せブラだし、盛りブラだし??」
「余計効果抜群じゃねえか。」
「うふふ♪獄寺君って本当に純情だよねー♪」
「(可哀相に……)」
――――――
ブラウス広げてデコルテ見せたんですよ
2008/12/13(Sat) 22:00
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◆雲雀と
「……寒い。」
はぁっとはく息に、冷たい空気が肺に入り込み、身体の芯から凍り付きそうだと思った。
冬の行事には大賛成だが、象徴である寒さには弱い。
長い上着と共に、長い髪を翻す。
「――きょうや」
黒の瞳がちらりと女を見て、同じく黒衣の裾を翻す。
露出したその頬に、手の甲で触れた。
「冷たい。」
「恭弥はあったかいなぁ…」
女は猫が甘えるように僅かに擦り寄って、雲雀は愛でるようにその髪を指先で掬った。
――――――――
さて誰でしょう
2008/12/02(Tue) 22:47
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◆花と京子と
「「さ…っむい!!!!」」
「もう段々冬っぽくなってきたね!」
「あんたらもうコート着てるじゃない…」
「寒いものは寒い。」
「コートなんてたかが布1枚だし…」
「……じゃあスカートもう少し長くしたら?」
「「しない。そこは女子高生の意地。」」
「馬鹿ね」
――――――
なんだか何かに負ける気がして。
2008/11/27(Thu) 07:34
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◆あやかの想い
「あやかには…、あやかには、彼を忘れることなんて出来ないよ…!」
「…………諦めなよ。もう、あやかの元に戻ってくることは、……ないんだよ…。」
「そんな………っ!」
「何の話?」
「「うっかりみゆき(あたし)が食べちゃったあやかのプリンの話。」」
「(……真剣な顔で何話してんのさ。)」
――――――
いつでも真剣そのものです。
2008/11/20(Thu) 00:04
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◆ ◆
死にたくなるような孤独の中に突き落とされても、最後に笑うのはこの私!というカリソメ信念に支えられて生きるしかない
強くなりたかった
たとえ手首切ったって同情してもらえない世の中で生き抜くには強くなるしかなかった
2008/11/16(Sun) 23:13
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◆ ◆
あなたが眠りに落ちる前に、無意識に、縋るように何かを求める手。
傍に、何も置きたがらないあなたは反面、渇いた土壌が水を求めるように、近くに何かを求めてる。
孤高であるには、あなた以外のものが必要であり、孤高にも全てを断絶出来るわけはなく。
けれどあなたは、それを知らない。
2008/11/16(Sun) 23:08
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◆あやかと骸
「ダイヤの指輪も、オパールのネックレスも、君の前では霞んで見えますよ」
「ん?何、急に」
「世界中の絶景と呼ばれるものを集めたって君には到底かないません!」
「うん、知ってるー」
「―――で、何したの?」
「すみません冷蔵庫にあったチョコレートケーキ食べちゃいました。」
「(素直に謝ればいいのに)」
―――――――
食べ物の恨みは怖いですから。
2008/11/15(Sat) 11:26
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◆初めて会った頃
「トウドウ、って『藤(フジ)』に『堂(ドウ)』?」
「うん。そうだよ。」
「あやかはね、フジモリっていって、『藤(フジ)』に『森(モリ)』なの!」
「あ、じゃあ『藤』っていう字が一緒なんだね!」
「うん!だからうちらWF(ダブルエフ)だね!」
「(…………………え、ダサ。)」
(これって笑った方がよかったのかな??でもこの子本気で言ってるし……、……どうしよう。)
――――――――
未知との遭遇
がちでバカなんだなぁって思った
2008/11/12(Wed) 22:58
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