派&灰&野
□三歩
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「……はぁ!?なにいってんだよ!!!!」
「そんなにビックリする事でもないだろ?」
善罪は「当たり前だろ」と言わんばかりの目で見てくる
「いや普通ここは身長とかでいったら俺の方が旦那だろ!!」
いや!そこか自分!?
くっそー!ナチュラルに夫婦発言認めちまったじゃねぇか…
「……ふぅ〜ん。身長のこと言うんだ」
善罪はジロッと睨んできた
そして一歩ずつ俺に近づいてきた
やめろよ…俺は雨月針だけはくらいたくねぇ
「我藤…」
名前を呼ばれたと同時に俺は反射的に目を瞑った
すると俺の唇に何かが触れた
目を開けると目の前には善罪の顔があった
「ん〜〜〜〜!!!!///」
突き放そうとしたら手を掴まれた
まさに手も足も出ない状態
俺が抵抗をしなくなったのを見計らって舌をいれてきやがった
息がもたねぇって…
「……ふぅ…っぅ…///」
長いキスを堪能したのか善罪は唇を離しニヤッと不敵に笑った
「ッテメェ…!!!///」
「自分の立場分かった?」
「うっせ〜!!!//」
未だに自分の顔が赤いのがわかる
「ふふ…ごちそうさま」
耳元で甘い声で囁かれる
頭がボーっとする…
善罪は少し気分が良くなったのか軽い足取りで派遣組に向かっていた
俺は仕方なく三歩後ろを歩いてやった…
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