通霊王
□桃太郎
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｢何？あんた不法侵入？｣とさらっというおばあさん
｢ひどい言われようだな俺…｣
｢雪だるまから人が出てきたんよ！！てか、アンナなんでそんなに普通なんよ！｣
と常識人のおじいさんが叫ぶとおばあさんは何にもないように
｢雪だるまから人が出てきたくらいでビックリしないわよ｣
｢普通は…ビックリするんよ。それより、オマエなんて名前だ？｣
夫婦の話を聞いていたホロホロが返事をする
｢ん？俺か？俺の名前はホロホロだ！｣
｢変わった名前だな｣
とユルく言う
｢んで、あんたらは？｣
｢オイラの名前は麻倉葉。んでそっちがアンナ｣
｢葉にアンナだな！よろしく！｣
｢気安く呼ばないで｣
そっけない態度をとられて少し凹むホロホロ
｢まぁまぁまぁ…それよりホロホロ家はあるんか？｣
｢それが…ないんだ｣
｢拾ってきた俺にも責任あるしオイラの家に住めばいいんよ！｣
｢…すまねぇ！いつかこの恩は返す！！｣
と頭を深く下げるホロホロ
そしてホロホロはこの家に住むことになった