色々

□王様!!ゲーム☆
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「おーう様ゲーム!!」


部活が終わって部室でたむろしているときだった。いきなり狭山が叫び始めた


「いきなりっすね…」


柴が少し呆れた口調でつっこむ


「ちなみに一年と吉野さんは強制参加!!」


「俺も!!!!?」


部活バックをもって部室をでようとした吉野は狭山に止められた


該当してないのが分かった他のメンバーはゾロゾロと帰り始める


「あっこら須藤帰るなよ」


「っち…」


一気に帰る大群の中に紛れ込んで帰ろうとした須藤だったが、吉野同様止められた


「もしかしたら大門があ〜んなことやこ〜んなことになっちまうかもしれねぇぞ」


狭山はニヤニヤしながら、須藤に話しかける


「僕ぅ!!!!?」


大門はまさか自分の名前がでると思わなかったのでかなりビックリしていた


「…………」


須藤はドアの前で少し考えて、すぐ部室の椅子に腰掛けた


「残んのかよ!?」


柴はなんで!?という顔をしてつっこんだ


「んじゃ〜一斉に引けよ。せーの」


ッバ!!


狭山の言葉に合わせてみんな一気に引いた


「やっりー!オイラが王様!!」


「(イカサマだ…)」


ひゃっほーう!と飛び上がる狭山を横目に見ながら吉野は心の中で呟いた


「んじゃー…四番が五番にキス!!」


「うおぉ!?定番!!てか男同士でやるゲームじゃねぇだろ!!………ん?大門どうした?」


満面の笑みを浮かべて指令をだす狭山にツッコミを入れている最中、隣でプルプルと小動物みたいに震えている大門に話し掛けた


「よ…四番…」


プルプルと四番と書いている棒を柴に見せる


「まじで!?じゃあ五番は?」


「…俺だ」


須藤がボソッと呟く


「まじで!!!!?」


柴がこれでもかというくらいに目を見開いた


「き〜すしろ!!き〜すしろ!!」


「小学生かよ!!!!」


チャチャをいれだす狭山に柴がツッコむ


「いっとくけど須藤からしちゃダメだからな!!!」


「…す…須藤君…ゴメンね…」


オドオドした様子で須藤と服を掴み上目遣いで謝る大門


「…別に…」


上目遣いの大門と目があってプイっと目を逸らす須藤


「(嬉しそうだなぁ…須藤)」


吉野はまたしても心の中で呟いた


「い…いくよ…!!」


大門が気合いを入れて須藤の顔に顔をゆっくり近づけていった





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