派&灰&野

□独占
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「さぶ…」


ボソッと呟き寒さで赤くなった手にハーっと息をかける。11月後半となってくるとさすがに寒くなってくる。
空を見るとまだ五時にも関わらず空は真っ暗だ。
はぁ…と溜め息をつきまた歩を進める。


すると少し前に街灯にちょうどよく当たっているみなれたオレンジ色の頭を見つける


「火讐…君?」

「兄貴!!」


火讐君は終始笑顔で走ってきた。それはそれで気味が悪かった。

「どうしたの?」

「いや…もうこんなに暗くなっちまったんで兄貴が危ねぇかなって思って…」

僕も同じ男なんだから心配しなくてもいいよと、苦笑いで言ってやると、どうしても兄貴が心配なんですよ!!と凄い勢いで言われたから、勢いに推されて一緒に帰ることにした








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