派&灰&野

□お仕置き
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「ねぇ…四羅??」


「…………」


さっきまでのピンチを助けてくれた真。そして新たなピンチを持ってきたのも真。


今の体制はさっきの乱から押し倒されたときのままだ…さっきと違うのは目の前でのし掛かっているのが乱では無く真だということだ


しかもいつもより無表情な真…マジで怖えぇ…


「ねぇ…僕からは逃げといて、乱は受け入れるんだ?」


「違っ!!!」


「キス…気持ちよかった?」


「っな……ん!!!」


反論は真の強引なキスによって阻まれた


「…ふっ…ぅ…!…っ…ん…!!」


クチュっと音を立て唇が離れる


「…四羅…やらしい顔してる」


クスッと笑い俺を見下ろす真


「でもねそんな顔してもダメだよ…ちゃんとお仕置きしなきゃね…」


そう言って首に噛みついてきやがった


「っ痛!!」


「印…僕の物って意味のね」


「っな…!?んなところに付けたら見えんじゃねーか!」


「別に僕は気にしない」


「テメェ…」


「それよりさ…そんなに余裕で大丈夫なの?」


耳元でそう呟くと服の中に手を突っ込んできた


「っちょ…!?待て…!…う…ぁっ…!」


「四羅…」


甘く囁かれた声とは真逆に行為を進めようとする真の手。執拗に突起を弄る。


「…それ…やっ…」


「ふーん…」


俺の意見は聞く気無しっ!
いや、分かってたよ。
そりゃコイツが人の意見聞くような奴じゃないし!でもさ、やっぱ少しは手加減ってものが。


「…四羅?考え事とは余裕だね」


誰のせいだよ!!!
余裕なんかねーよ!クソッ!


頭の中で怒ってても絶対口には出さない。
状況が悪化するのが目に見えているから








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