派&灰&野
□エコ
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「今日からエコだから」
二年の集会でサラッと真が告げた
「ンで?何すれば言い訳?」
「何ってエコだよエコ。もしかして四羅…エコも知らないのかい!?」
「いやいやいやどんだけ俺馬鹿なんだよ」
「知ってるんだったら、ちゃんと実行しなよ。じゃあ僕はちょっと御手洗と打ち合わせしてくるから」
そういって真は二年教室をあとにした
「おい…」
「ん?」
隣に突っ立っている七津が俺に話しかけてきた
「い…一緒に校内デェ…見回りにいかないか?」
「今さり気なく校内デートって言おうとしたでしょっ!!!!!」
バンッと勢いよくさっき真が出ていったドアが開く
てか真がすごい形相帰ってきた
「七津!僕が居なくなったからって四羅を口説くなんて…許さないよ…」
「っちょ!落ち着けって!!んな七津が俺を誘う訳ねぇって;;なぁ七津」
「……………」
「なんか反応しろよ…」
「ホラッ僕の言った通りだろ!!七津はね四羅とにゃんにゃんしたいとか、将来は四羅とオランダで結婚するとか、ガトーショコラみたら四羅思い出したり、朝起きたらまず四羅のこと考えたり、四羅の盗撮写真は100枚以上持ってたりしてるんだよ!!!そんな奴と…あれ四羅?何その目?」
「………おい…七津行くぞ…」
「あぁ」
とりあえず変態(真)には気をつけることにした
高二の夏
えんど