派&灰&野
□School life part2
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──ビ──ラビ
「ラビ!!!」
「うぉう!!?いきなりデカい声出すなよ…アレン…」
「ラビがボーっとして僕の話聞かないのがいけないんですよ」
俺はかなりボーっとしてたらしいアレンの呼びかけに全く気づかなかった
「で…話ってなに?」
「聞いてくださいよ!!昨日の放課後帰ってたら神田を見かけたんですよ」
俺は神田という名前にビクッとした
「へ…へぇ〜それで?」
「名前呼んでもこっちに全く気づかなくってそれで僕が話しかけにいったら」
「…いったら?」
「神田が泣いてたんですよ!!!レアじゃないですか!?まぁ僕が来たの気づいて走ってどっか行っちゃいましたけど。でもスッゴい可愛くてスッゴい色っぽかったんですよ!僕ますます神田に惚れました」
ズキンッと心が痛む
やっぱ傷ついてたのか…
「ラビ?どうしたんですか??」
「うぁ!いや何も…」
「おい!」
俺に話しかけてきた声の本人はユウだった
「…ユウ…」
「ファーストネームでよぶんじゃねぇよ!!!!」
ユウは怒鳴った後少しフゥッと息を吐きまた俺を鋭い目で睨んできた
「ちょっとツラかせ…」
そう言ってユウは教室を出て行った
俺はワンテンポ遅れてユウの後を追った
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