通霊王
□看病
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春も過ぎ去ろうとし、夏がやってこようとしている近頃
風邪をひいた馬鹿1人
「…ゴホ!あ〜…頭いてぇ…」
碓井ホロケウ通称ホロホロ
シャーマンファイトも終わり東京で一人暮らしを始めたのもつかの間
風邪をひいてしまった
いつもなら妹が看病をしてくれるのだが、一人暮らしを始めた今、妹はいない
「……だりぃ…ゴホ!」
熱は下がることなく段々と上がってきていた
すると
ピンポーン
「……誰だよ…ゴホ…は〜い…」
よろめきながらも玄関になんとかついたが
カチャ
ドアを開ける前にドアが開いた
「…不用心だな」
ドアから出てきたのはホロホロの恋人蓮だった
「おま…なんで?」
「合い鍵だ。馬鹿か貴様は」
といい、鍵をブラーンとぶら下げながら見せる
「俺、風邪ひいてるから帰った方が良いぜ…ゴホ!」
「知っている。だから看病に来たのだ」
「なんで知ってんだよ…」
「貴様が昨日、しんどそうだったからな」
と言いズカズカと入っていった
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