通霊王
□不器用なりな愛し方
1ページ/8ページ
校庭にはきれいな桜が咲き
空は雲一つ無くとても澄んだ青色をしていた
その空のもと、元気にボールを追いかけグランドを駆け回る少年たち
その中でも特に目立つ空色の髪をした少年
一組のホロホロ
今日は一組と二組の合同体育。そして授業内容はサッカー
彼は何をするにも楽しそうだがスノボーをしているときとサッカーをしているときはいつも尋常じゃないくらい生き生きしていた
それをずーっと見ている二組の道 蓮
ときどきニヤっと笑ったり、ッフと鼻で笑ったり
端から見れば変質者だ
「蓮…顔にでてんぞ」
それを横目で見ている一組の麻倉 葉
「貴様いつから俺の隣に!?」
「授業始まったときから」
「…いたか?」
「…泣いていいか?」
葉は気づかれてなかったことにショックを受けていた
「まぁ気にするな」
誰のせいだよ。と言いたかったが口を瞑った
・