通霊王
□親友?
1ページ/4ページ
「わかんねぇ…」
頭を抱え悩んでいる少年ホロホロ
屋上で昼ご飯を食べ終え1人唸っていた
悩んでいる理由は極簡単
いつもは仲のいい友達蓮と2人で食べていた昼ご飯が、今日は断られ1人で食べた。すこし寂しがった
なにか悪いことをしたのだろうかと、ずっと悩んでいるのであった。
「もしかして、彼女できたとか?…………まっさか〜。アイツが女と話してるとこ見たことねぇもん」
1人で自問自答をしていたホロホロ、すると
カチャ
ドアが開いた
蓮かと思いバッと体をドアの方に向けた。
「あ、ホロホロいた」
変態ナルシストこと葉王があらわれた
「……お前かよ」
「僕で悪かったね。それよりさ隣いい?」
「…あぁ」
葉王の座るスペースを少しあけたホロホロ
「んで、なに?」
ホロホロは葉王の方をチラッと見た
「まぁそこまでたいした用事じゃないんだけどね。蓮のことなんだけど」
ホロホロは葉王の顔をバッと見た
「やだなぁ〜まだ何にも言ってないんだから、そんな不安そうな顔しないでよ〜」
あははと脳天気そうに笑って話を続ける葉王
「実は蓮告白したい人がいるんだって」
「…え?」
ホロホロは理解できなかった
なぜ俺には教えてくれないんだ?
親友じゃないのか?
なにより、胸が痛かった