通霊王2
□喜怒哀楽
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「蓮ってよぉ〜あんま喜怒哀楽激しくねぇよな」
と、蓮に向かって言った
すると鼻でフンッと笑われた
「喜怒哀楽…下らん。そんなに感情の起伏を見せていたら敵に隙を与えるのと一緒だ…考えろ馬鹿が」
「俺が情報取り逃がすなんて不覚じゃねぇか見せろよ☆蓮!」
「ふざけるな。貴様の情報など元から当てにならんではないか」
「でもよぉ…やっぱ喜怒哀楽がある方がモテるよな。確かホロホロもそんなこといっていた気がするぜ」
「…ッフン…別にモテなくてもいい」
「へぇ〜」
ニヤニヤしながら蓮を見たらイラついたのか一発殴られた
「あ!今の"怒"だ!」
殴られた頬を片手で抑えながら起き上がりながら蓮を見た
「下らん!!」
「でもさぁ蓮って"怒"しかねぇよな」
「ッフン…」
「褒められたりして嬉しくねぇの?『カッコいい!やっぱ器がちげぇよな!さっすがリーダーだぜ!!』どうだ?」
「別に…当たり前のことだろうが」
ナルシストには勝てません
「まぁ俺の感情の起伏をそんなに簡単に見させるわけがないからな。せいぜいもがけ」
「よし!分かった!絶対蓮の喜怒哀楽を見てやる!!」
そういって俺は蓮を後にその場を去った
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