色々
□IF
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血盟城の長い廊下を歩いていると目の前にバッと人影が現れた
一瞬何事かと思い剣に手をかけるが、その人影が誰かと分かる瞬間すぐに剣から手を下ろす
「なんだ?ヴォルフラム」
「ウェラー卿!!!少し話がある!顔を貸せ!」
見た目から全く思い付かない程のいつもの強い口調で話しかけてくる
フッ…ウェラー卿か…
少し心の中で自嘲する
「分かったから、睨むのはよしてくれ」
「……分かった…今から僕の部屋にこい」
そう言い残しさっさと居なくなってしまった
僕の部屋にこい…か…
自然と口元が緩む
別に期待はしていない
ただヴォルフラムと喋れるだけで充分だ
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