派&灰&野
□俺の気持ち
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「どうよ?」
白い紙一枚を睨みつけている紋部に問いた火讐
「ナイナイ」
紋部はッフと鼻で笑い、睨みつけていた紙を投げ捨てる
「っちょ!人がせっかく書いたラブレターを投げ捨てんなよ!!」
ラブレターと言われた紙を急いでとる火讐
そう今彼は一つ年上のダブりマン紋部に恋のお悩み相談をしているところだった
派遣組と書かれた看板が飾ってある部室で男二人っきりで恋の話をするというなんとも痛い状況だ
自称ラブハンターの紋部に相談をすることにした火讐はこの状況をそこまで痛いことだと感じてないようだ
「まずよぉ、ウザいなそのビックリマーク…」
紋部はラブレターにダメ出しをする
「いや熱意が伝わるかと思ってよ」
「伝わんねーよ!!むしろ暑苦しさとウザさだけだっつうの!!とりあえずこのビツクリマークは却下な」
赤ペンでピッとビックリマークの上に線を引く紋部
その姿はまさに赤○ン先生
「つかさラブレターとか古くねぇか?メールだろ、今の時代」
「メールなんてチャラチャラしたもんで兄貴に告白できるっかつうの!!!」
「チャラチャラって…どこの頑固オヤジだっつうの…」
熱弁を広げている最中ドアが開いた