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□日常
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「銀ちゃん酢昆布ないアル」
まだ寝ていた銀時を神楽が叩き起こす。
「んだよ…酢昆布ごときで起こすなよ。銀さんの血圧なんぼだと思ってんだよ。」
「酢昆布ごときとはなんネ!!酢昆布がないとあたし生きていけないアルヨ。」
「じゃあ自分で買って来いよ。」
銀時はボリボリと頭を掻いている。
「定春の散歩行かないといけないから無理アル。」
神楽が定春を指差しながら言った。
よほど散歩に行きたいのかほっといたらドアを壊しそうな勢いで叩いている。
「じゃあ新八に買ってきてもらえ。」
「新八は今日はいないアル」
「………。」
そういや「お通ちゃんのライブがあるんですよ♪」って言ってたな…。
今日だったのか…。
「別に銀ちゃんが定春の散歩でもいいアルヨ?」
「やっそれはちょっと…。」
「じゃ決まりアルネ♪酢昆布よろしくネ。」
元気よく片手を上げると定春を連れて神楽は万事屋を出て行った。
「はぁ〜」
まぁ血だらけになるよりいいか…。
てかドア壊れてるじゃねえか!!バカ定がぁ!!
「ちくしょ―!!」
不幸な一日の始まり始まり