短篇小説『蒼白』

□読書、寡黙、隣にて。
1ページ/10ページ

読書、寡黙、隣にて。



陵桜学園に入学して、ゆたかに出会い・・・

みゆきさんが入学した時からよく聞いていた、泉こなた先輩・・・柊かがみ、つかさ先輩とも知り合いになれた

最近は毎日が楽しくて・・・

ゆたかや田村さんと一緒に食べるお弁当も、中学時代に比べると・・・とっても美味しく感じる

学校が楽しい・・・

中学時代だと友達はいたけど・・・本を読んでる事位しか安心できる時はあまり無かった


今でも本は好き・・・

昔からみゆきさんと一緒に居る時は、本を読んだりすることが多かったから・・・

陵桜の図書館は保管冊数が多くて、読みたい本が沢山・・・

毎朝早く起きて行ってしまう

会館する時間の五分前に登校して、カバンを教室に置く・・・

そのまま図書館に向かって、今日読む本を探す

この間借りた本は読み終わってしまったので返却BOXに入れる

会館して五分も経っていないので、返却BOXには一冊も本が入っていない

司書の先生とも顔馴染みだ

「毎日早いわね?」と言ってくれる先生に会釈をする

たまたま目に付いたファンタジーの本を持って椅子に座った

HRが始まるまでの静かな一時・・・

私の心は活字の世界に落ちて行く・・・
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ