ギャグ

□ヒノエの☆恋愛相談教室★★
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ヒ:今晩和、姫君。今回、八葉の中で一番若いこのオレが、色恋の悩みごとを解決してあげるよ

譲:ちょ、たんま。おいこら。一番若いのは俺だ

ヒ:ちょっと‥部外者は出て行ってくれない。あんた何?どこのドイツ人ですか?

譲:プリプリ(怒)お前なんか知らないっ

ヒ:さてと‥邪魔者もいなくなったところで。早速、迷える子猫の相談に乗ってあげるとするか

■相談者:Achuモリ(18)

■相談:好きな人がいるのだが…どのようにこの気持ちを伝えてよいか分からない…‥

何かインパクトのある方法で告白したいのだ!!めっちゃ本気なのだ!!頼むっ、助けてくれ


ヒ:なんで‥野郎が相談に来るの?

A:して…私はどうすればよいのだ?

ヒ:そうだな‥敦盛は口下手だから

A:名前出すなアァァァァァッ!!!!

ヒ:気にすんなよ、元からバレてるから

A:そ、そうか…ならばあえて気にはしないが…‥

ヒ:で、お前は口下手なんだから

A:──…‥って、そういう問題じゃないよね?ないよね!?お前はプライバシーという言葉を知っているのか

ヒ:…‥うざ

A:プライバシー[意]他人に知られたくない、また、侵害されたくない私生活(by辞スパ)

ヒ:…‥それで話は戻るけど

A:(心の底からシカトかぁ)

ヒ:お前、口下手だろ?逆にそれを利用したらいいと思うぜ

その想いは直接口で伝えろ、ドモったってトチったって構わない。その一生懸命さを伝えることが大事なんだから

A:や、やはりそうか。私も薄々感じてはいたのだ……だから‥

ヒ:だから?

A:こんなこともあろうかと、Rズ先生に書いた手紙を持ってきた。読んで、感想を聞かせてほしい

ヒ:…オレたった今「口で伝えろ」言ったばっかなのに。話聞いてた?お前の予想してた“こんなこと”は1ミリも起きちゃいないぜ

まぁ、いいや。貸して




親愛なる リズ先生へ

早いもので、先生と出会ってから‥釐慫ツ%ェ日が過ぎました

あなたを想うと夜も眠れない日が続き‥羊を数えているうちに、あなたを数えてしまっている…嗚呼、なんて罪深い私…‥っ

好きです‥すでき好

この想い、どうか受け止めはくれまいか!ジャマイカ!!

好きです‥すでき好


あなたの敦盛より




ヒ:……‥うん、
一部文字化けしてるよね。直せ。あと、全体的に気持ち悪い

A:Σえっ!!ヒノエっ!?待ってヤダ、見捨てないで

ヒ:もう、お前ダメだよ。諦めな

A:ガーン‖

ヒ:てかさぁ、この恋愛教室も…いい加減まともな相談者よこしてくれない?オレも暇じゃないんだよね。色恋に悩むのは可愛い姫君だけで十分だ

A:私だって‥可愛いのに。姫君なのに。あっつんは受けだよね〜とか言われんのに

ヒ:じゃあ最後に一言。オレからの有り難いアドバイスだ

年上の野郎にはな「年下ってつまんなぁ〜い」ぐらい言って、押し倒して、襲わせて、責任取ってもらって、最後に結婚しとけ

A:わ、わかった。やってみる…

ヒ:はいはい、これで今日のノルマ終わり。オレは見事に迷える子猫を救いましたとさ

A:救われてないけどな

…‥ね。ヒノエ、さっきのやつ練習相手になってくれ



こうして

AchuモリとRズ先生の愛よりむしろ

ヒノエとAchuモリの愛が深まりそうになった






終わり
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